メーカー、流通業の物流担当者の皆様へ 2007.7.30 開催
<物流コスト削減セミナー> ご案内 主催:社団法人 大阪府工業協会
ローコストオペレーションを追求せよ!
物流コストの“見える化”あなたの会社の物流コストはいくら
物流ABCを使って「どこで」「いくら」かかっているかを掴みます
物流ABC(Activity Based Costing =活動基準原価計算)とは、物流業務のどこにどれくらいムダが発生して
いるかを明らかにするための原価計算手法です。ピッキング、検品、梱包、積み込み、保管など、それぞれ
の場面ごとに要している経費をきちんと算出し、従来あまりシビアに捉えていなかった物流コストの実態を
把握することで、コストの下げ方が見えてきます。
顧客満足度の向上、競争力強化のために物流の効率化は急務であり、同時に「物流コストの削減」が至上命
題となりますが、まず行うべきはコストを正確に掴むことです。
今回のセミナーで物流ABCの基礎を理解していただき、ぜひコスト低減にお役立て下さい。
■ 開催日時 2007年 7月30日(月) ■ 講 師 篠原ロジスティクスオフィス 代表
午前10時〜午後5時 物流技術管理士
篠原 和豊
■ 会 場 大阪府商工会館
6階研修室
大阪市中央区南本町4丁目3−6
地下鉄「本町」駅17番出口より直結しています
■ 受講費 1名につき ※いずれも消費税込み
会員企業の方 24,150 円
会員以外の方 29,400 円
お申し込み、お問い合わせはこちらへ・・・・・
≪主 催≫ 社団法人 大阪府工業協会
〒541-0054 大阪市中央区南本町4丁目3−6
大阪府商工会館5階 TEL 06-6251-1138
セミナープログラム
2007年7月30日(月) 10:00〜17:00 〈会場:大阪府商工会館研修室〉
コストを明らかにし、物流効率化を実現する「物流ABC」
物流コストの下げ方が見えてきます!
1.経営効率化のカギを握る物流改善
− 物流は販売・生産・在庫の司令塔。物流レベルの向上が企業力につながります −
〔1〕物流は経営の要の役割 → 経営全体のなかで物流の担う機能、位置づけを明確にする
〔2〕自社の物流業務のレベルを診断 → 成熟レベルに合った改善ポイントを考えよう
〔3〕物流コスト削減へのアプローチ → 「物流ABC」で物流コストを見える化しよう
2.物流ABCの活用でコスト管理を徹底せよ
− 様々な問題点や課題を浮き彫りにする物流ABC。その基本を理解する −
〔1〕物流ABCとは何か → どんぶり勘定ではなく、コストの実態を明らかにするツール
〔2〕物流ABCのしくみ → 物流業務の「どこで」「いくら」費用が発生しているのかを把握する
(演習)物流ABCの初歩計算 簡単な例題演習で物流ABCのしくみを理解する
3.事例で学ぶ物流ABCの実施手順
− 「正確なコストをつかむ」手順を事例演習を通して学ぶ −
〔1〕現場の実作業に沿って、どこでどんな作業が発生しているかを洗い出す
アクティビティを定義する ※個々の作業を「○○を○○する」という表現で区分する。
一つ一つに分解された作業をアクティビティと呼びます。
→ 作業範囲が誰にでも分かりやすいように区分することがポイント
〔2〕データ収集の方法 → 発生経費、作業の所要時間などコスト算定の基礎データを集める
〔3〕経費の配分 → 経費を各アクティビティに割り当てることで、作業を金額に置き換える
〔4〕算出データの分析 → その作業に付加価値があるのか否かを判断する
(演習)様々な分析方法 データ事例から分析方法を体感しよう
4.物流ABCで得たデータを改善に活かすには
− コスト削減の改善余地を洗い出し、具体的な取り組みにつなげよう −
〔1〕物流改善につなげる物流ABC → 非効率さ加減を数値化するだけでも大きな前進
〔2〕重点思考(構成比、単価の高いところから攻める) → もっとも効果が出る項目の絞り込み
〔3〕比較検証 → どれだけ改善が進んだかを数値で検証
〔4〕本来業務への集中 → ムダな業務(付加価値を生まない作業)をいかに減らすかを考える
(演習)データから改善課題を導く データからやるべきことを考えてみよう
5.物流ABCの活用事例
〔1〕センター間比較でポイントを絞る → 異なる現場でも同じ土俵で語れます
〔2〕ワークフロー改善、作業ライン改善 → 流れをしっかり見て改善に活かします
〔3〕ピンポイント式のABC → 物流ABCの簡便活用法
〔4〕在庫を見直す → 滞留在庫・デッドストック、回転率、在庫金額・・・ 在庫問題も表面化
〔5〕SCMに活かす → 顧客との取引の基礎データとして有効
<サプライチェーンマネジメント>